おさかな天国

今はただ、前へ泳ごう。

私は「カワイイ」を作り続けたい

ありがたいことに、私の彼は私に向かってよく「可愛い」と言ってくれるのです。客観的に見て私が実際に可愛いかどうかはノーコメントとして、好きな人に会うたびそう言ってもらえれば、そりゃあ嬉しいわけです。ただ、そう手放しで喜んでばかりもいられないなあと最近思うのであります。

彼は私にいつも「可愛い」と言ってくれるけども、それは無条件に行われる言動ではないと思います。うーん、自分でも何言ってんのかわかんないな。つまりは、彼がわたしに対して「可愛いね」ということは、私が彼のそのような言葉を引き出すための努力をした上ではじめて発生する事象だと思うのです。多分だけど、もし私が今より10キロ太ったり、毎回ノーメイク&ボサボサ頭で彼と会うようになったら、彼も私に「可愛い」とは言ってくれなくなるはずです。私という存在自体が「可愛い」のではなく、彼が「可愛い」と思う、あるいは「可愛い」と言おうと思うのは、あくまで彼に会うためにある程度見た目に気を遣い、体型維持ができている状態の私だと思うわけです。

 

ありのままで生きよう、ありのままを愛して、などとはよく言ったものですが、何でもかんでも「ありのまま」でいいとは思えません。

特に恋愛において、ありのままの見た目でいることは自分にとっても不利だし、相手に対する思いやりにかけたことであるとも私は思います。そもそも全くの他人同士が愛し合うなんて難しいに決まっているのだから、互いに歩み寄るためには相手の気持ちを知る努力をしなければならない。相手の気持ちを知ろうとすれば、当然相手の髪型やファッションの好みについても知ろうとするはず。そしたら、相手の好きな見た目を自分も取り入れようと考えるのが恋人としての相手への思いやりというか、相手を思う気持ちの現れだと思うんです。自己満足だろうと言われちゃしょうがないし、相手のために自分の好みを抑圧してしまうのは良くないことだと思うけれど。でも、相手を喜ばせたり相手に好かれる努力の一つもしないで、「ありのままの自分を受け入れてほしい」っていうのはなんか違うかなって。

 

だから、いつも「カヲル可愛い」って言ってくれる彼の気持ちに応えられるように、見た目には気を遣っていたいなって思います。メイクや髪型はいつも整えて、できる限りスキンケアにも気を遣って、体型も維持して、彼が「可愛い」って思えるような私でいられるように。彼は「いつまでもラブラブでいたいから、歳をとっても綺麗でいてね」と私に言ってくれました。それを聞いた時に「綺麗じゃないと愛し合っていられないの?」なんて疑問は全くなくて、「ああ、この人の気持ちに全力で応えたいな」って思ったんですよね。もちろん、自己満足のためっていうのもあります。「可愛い」って言われなくなったら私も傷つくし寂しいもん。いつまでも「可愛い可愛い」って甘やかされたい。でも、老化に抗う努力もしないでいたり、好きなものを好きなだけ食べて生活して太ったり肌が荒れたりして、彼が「可愛い」って思える私じゃなくなったら、それは彼がくれる私への愛や優しさに対する裏切りになるような気がするんです。彼には「可愛い、綺麗な恋人と一緒にいられて幸せだ」って思ってほしい。私自身のためにも。

 

なんやかんや書いたけど、結局私は普通に着飾るのが好きっていうのも十分あるんだよね(笑)自分が可愛いって思う服をいつも着ていたいし、憧れのブランドコスメもつけてみたい。綺麗なアクセサリーをつけて堂々と街を歩きたい。私が興味のあるファッションやメイクを楽しむには、絶対に私が美しい女性である方がいいんだよね。その方が、素敵な服もメイクも今よりもっとずっと似合うようになる。そう思うと、自分の理想に近づくためにできる限りの努力をしようって思えるんです。

 

でも今年の3月は就職前なせいか飲みの機会がいっぱいあって確実に太りそう……(笑)働き始めたら痩せるでしょー!ってことで付き合いの飲みは存分に楽しむぞ〜!