おさかな天国

今はただ、前へ泳ごう。

サークルを卒業したので4年間を振り返る ①入部のきっかけ

 

 

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昨日の夜は、サークルの追い出しコンパに参加してきました。追い出しコンパっていうのは、大学を卒業する学年の部員をサークルからその名の通り「追い出す」コンパ。簡単に言えばお別れ会ですね。なんで「追い出す」なんて寂しい言い方するんだろう。節分のときの鬼じゃないんだから。

私たちの代がこの春卒業する学年なので、昨日追い出されてきました。寄せ書きの色紙やプレゼントなんかもらっちゃったり、サークルの卒業証書なんかも授与されちゃったりして。

私の所属していたサークルは、結構人数の多い大規模サークルだったので、飲み会も半端なく賑やかでした。ガヤガヤしすぎて普段から声の通りにくい私はおろか、比較的高めでクリアな声の子と話していても、たまに聞こえなくて聞き返したり顔を近づけたりしないと会話できないレベル。この春休みはバイトに行くか旅行に行くか家でダラダラするかの三択だったので、久しぶりにあんなにたくさんの人と接しました。私、大人数の飲み会って苦手で、行く前は結構憂鬱だったんですよ。声が通りにくいから単純に会話にパワーがいるし、気づいたら周りに人がいない、って状況になるのも嫌だし。でも実際に行ってみると楽しいんですよね、ああいう集まりって。普段そこまで話したことのなかった後輩とも話せて、卒業する前にいい思い出ができたな、と思います。

 

せっかく4年間在籍していたサークルなので(主体的に活動していたのは3年間ですが)、大学卒業前に振り返っておこうかな、と思います。

サークルに入るメリットデメリットなんかについても考えようと思うので、この春から大学生になる方のお役にも立てれば。

めちゃくちゃ長くなりそうなので、いくつかの記事に分けると思います。

 

サークルに入ったきっかけ

大学で音楽をやりたかった

 

osaten.hatenablog.com

↑ この記事に書いた高校時代の部活も音楽系だったんですが、私は小学校、中学校は飛ばして、高校、と今まで合計6年間音楽をやってきました。私がそれまでにやってきた音楽は、楽器だったり歌だったりとまあ様々なんですが、何にせよ音楽が好きなんです。曲を聴くのも好きだし、自分で演奏したり歌を歌うのも好きです。高校のときは自分の好きな曲をアカペラ用の楽譜に編曲したりもしてたなあ。だから、大学でも音楽を続けたいと思ったんです。

大学に入るとまず、多くの場合サークルや部活の新歓の洗礼を受けます。入学式や大学主催の説明会に行くたびに、会場の建物付近に新歓部隊が待ち構えていて、新入生が現れた瞬間にその新入生の周りに群がり、「ビラ配り攻撃」や「今日この後空いてる?攻撃」を仕掛けに行くというわけです。そこで攻撃をよけきれなかった、あるいはあえて攻撃を受けた新入生は、その部活あるいはサークルの新歓イベントに連行されていく、という仕組み。

私も例に漏れず、あるサークルの部隊に声を掛けられ、そのまま新歓のイベント会場へ連れていかれたわけです。そのサークルというのが、私が4年間所属したサークル。というのも、私が新歓イベントに行ったのは、そのサークルと別の体育会系サークル合わせて2回だけ。体育会系の方は正直最初からあまり入るつもりもなかったので、実際に入った音楽系サークルのイベントに一回だけ行って、「あ、ここいい感じじゃん」っていう軽いノリで決めてしまったという感じでした。

 

人見知りを克服したかった

音楽をやりたかったからそこに決めたというのももちろんなんですが、もう一つの理由が、そのサークルがとても人の多いサークルだったこと。

他の記事からもお察しの通り、私は人見知りなんですね。しかしいつまでも人見知りとは言っていられないので克服しなければならない。そう考えると、人の多いサークルに入って強制的にたくさんの人とコミュニケーションを取らなければならない状況に置かれに行くというのも一つの手ではないかと考えたわけです。

実際この人の多いサークルで4年間過ごしてみて、克服とまではいかなかったとしても、かなり人見知りを改善することができたと思います。少なくとも、人と円滑なコミュニケーションを取らなければならないような場に置かれれば何とか対処できるレベルには成長したかと!それだけでもなかなかサークルに入ったことによる実りはあったのではないかと思います。

考えてみると、同じ大学の他学部の人と関わりを持つ機会って意外とないんですよ。私自身について振り返ってみても、バイト先の数人ぐらい。しかもたまたまバイト先が自分の大学の近くだったからって話であって、そうでなければ同じ大学の人がバイト先にいることってそんなに無いんじゃないですかね。合コンに参加するような人であれば、他学部の人と知り合う機会もあるのかもしれないけど、合コンっていうのも特に私みたいな地味な世界に生きる大学生にとってはなじみの薄いものだったりします。

そう思うと、色々な学部の人と話すことができたという点でも、人の多いサークルに入ってよかったと思うんです。私は文系なので、理系の人が普段何をやっているかがまったく分からないんですよ。だから「研究室が大変だ」とか「実験のときはゴーグルをつけるんだよ」とか言う話を聞くと「へ~!」と感心するし、同じ文系の他学部ですら、「教育実習に行った」とか「ドイツ文学のこういうところが面白い」とか、知らない話をいっぱい聞くことができるのは、大学内のいろんな場所から人が集まるサークルという環境ならではだな、と思います。

大学4年間かけても自分一人で学べるのはせいぜい一つの学問の一分野ぐらいなんだから、自分と違うことを勉強している人から話を聞いて見方を広げるのも面白いな、と思います。

もちろん勉強以外のことについても言えますね。サークル活動の方針、進路のこと、趣味のこと、家族のことや恋愛のことなど、たくさん人がいればその人の数だけ違う経験や考え方があるので、多くの人と話せば話すほど、新しい発見も増えて人としての深みも増していくんじゃないかと思います。消極的な私でさえこれだけの気づきがあったんだから、まともにコミュニケーションをとれる人なら絶対の成長を見込めると思う。

 

次回に続きます!